
最後のセメスターが始まった。去るgraduation project「Socio-Spatial Sustainability in Lusaka, Zambia of Africa」の中間公開審査会: P2にて、「go」を戴き、今はただひたすら残り3,4ヶ月のロードを走っている。ところで、ちょっとこのgraduation projectのprocessに今回は触れてみようと思う。
デルフト工科大学の
レギュラーMasterコースでは中間発表なるものが4回あり、P1, P2, P3, P4, そして最終審査会のP5によって構成されている。P1-P2(計1セメスター)がthesis plan、そしてP3-P4(1セメスター)がthesis projectと割り振りされている。つまり1年間graduation projectに注げる。P1-P2では、残りの1セメスター内にて実行可能でかつ質と量の保証されるプロジェクトがプランニングされているか、が争点となる。TheoryとMethodologyの科学的アプローチの一貫性が要らしい。提出は「Theory paper」と「Methodological Planning」、そしてAnalysisパートと前述したそれら2つを合わせた「Integrated Booklet」の3点。P3-P4では、実際にgraduation pojectを遂行し、その結果(デザイン)が判定される。そうした意味で、P2, P4が公開審査会のno go/go機関として立ちはだかり、学生達を大きくふるいにかける。日本と比較すれば、この小刻みな監理体制に首を傾げるけれど、それぞれのphaseにこと細かく決められている「標準仕様/チェックリスト」には本当に驚かされた。詳細は省くけれど、それらを最低限満たしていないと、P2/P4では「no go」の烙印が押される。大学側との学位授受の契約の意味合いもあり、phaseごと、この「標準仕様/チェックリスト」に教授、学生ともども署名をしなくてはならない。マスターの学位の質を保証する役割を担っているとの説明があった。アメリカの建築教育ではどうなっているのか、気になるところである。
話は変わるけれど、最近、「アフリカつながり」のようなものを感じている。昨年、お隣のライデン大学の国際カンファレンスとワークショップに参加したり、デルフト内での国際イベントのパネリスト、プレゼンターとして開催側からお声をかけていただいた。どれもアフリカについてであり、またアフリカに従事している人が、ブームの割には(昨年はイベント、カンファレンスがヨーロッパのあちこちで見られた)、まだそれほど多くはないこともあり、恵まれているといえばそうだともいえる。そして、最近、
ETH卒業生のアメリカ人と知り合う機会もいただけた。彼は、現在、
West8に勤務しており、かの
Governors Islandのプロジェクトを担当している。ETH時代にAddisのプロジェクトをこなし、「アフリカつながり」にて知り合った。この前、
Dudok Cafeで4時間以上も話し込んでしまったけれど、その後、彼からのメールで、それをネタに、次回の
Biennaleへの出展が決まったことがわかった。ツワモノのようである。でもこれだから面白い。最近、少々脱力していたけれど、アフリカのプロジェクトにがっぷり4つに取り組む気概を取り戻せた。2年間のオランダ留学、すぐそこまで来ている。